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むし歯は母子感染?

むし歯は母子感染?

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未来のママへのお願い

生まれてくる赤ちゃんにはむし歯菌〈ミュータンス菌〉はいません。
ではなぜむし歯になってしまうのか?
だ液検査でなぜむし歯菌が検出されるのか?
多くの場合、それは貴方、
もしくはご家族が感染させてしまうのです。
だからこそ、未来のママである貴方へのお願いはご自身の口腔内の状態を極力良い状態にしておくこと
そして、感染の仕組みを良く理解して子育てに取り組んでいただくことです。
まずはむし歯の話をしましょう。

1. むし歯菌の母子感染

1. むし歯菌の母子感染

イメージこちらのグラフは母親のだ液1ml中のミュータンス菌の数によって子どもがミュータンス菌に感染する割合の変化を死したものです。
母親の口腔内のミュータンス菌が1mlあたり100万以上の場合には約6割のこどもがミュータンス菌に感染することが示されています。
感染の窓の時期にできるだけ母子感染、あるいは他の親族からの感染を起こさないようにするにはまずはお母さんが口腔内をキレイに保つことと、正しい知識を身につけることです。離乳食を与える時は味見などでスプーンの使いまわしに気を付ける、愛情表現でキスをするときには口ではなく、ほっぺたにしてあげるなど、ちょっとした配慮がお子さんの将来の健康をより良いものにしてゆくのです。

2. 保護者が一緒に定期検診を受ける重要性

2. 保護者が一緒に定期検診を受ける重要性

イメージこちらのグラフは母親が歯科医院で定期的にクリーニングを受けているか否かで子どものミュータンス菌への感染率の違いを表しています。ママ自身が口腔内をキレイな状態に保ち、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで明らかに子供へのむし歯菌(ミュータンス菌)の母子感染を減らすことができるのです。
「絶対にむし歯菌を子どもに感染させない!」
そう思われたママも多いかも知れませんが、あまり神経質になってもいけませんし、実際には「まったく感染させない」ことはかなり難しいです。
それよりも
すこしでも感染させる菌の量を減らす
親子で予防管理の習慣をつけてむし歯菌がいてもむし歯にならない環境をつくる
むし歯ができてもすぐに治療し、ダメージを最小限にする

ことが最も重要です。

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